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Planet Table Days

PT公式ブログ

<SEND1周年>スタッフ座談会②2年目のSENDが行く先とは。

こんにちは!

PRあべです。

 

2回に分けてお届けする、「SEND1周年記念スタッフ座談会」。第一回目に引き続き、1年間の振り返りとプラネット・テーブルの今後についてお伝えします。

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★座談会参加スタッフ★

菊池 紳

大西 浩嗣

福島 雄輝

森 雅俊

近藤 雄紀

SENDに期待してくれてる分、あえて厳しいことも言ってくれる。

あべ:シェフからはSENDに対してどんな声が多いですか?

 

福島:ポジティブなものとしては、やっぱり、食材の鮮度や美味しさには反応してくれますね。時々「料理人として大きい声では言えないけど、調理するのがもったいないね(笑)。生で食べるのが一番美味しい。」って言ってくれたり。嬉しいですよね。

 

菊池:あとは、見慣れた野菜ばっかりじゃないのが、楽しいとも言ってくれるよね。

でも最初は苦労した部分もあって。ひとつは、メインで他の八百屋さんを使っている飲食店は、結局まとめて頼んだ方が楽だし、っていう声も当時はあった。それはまだ既存の卸や八百屋さんの代わりすら果たせてなかったのかな。

 ふたつ目は、時々ある食材が市場で大量に余ったときに、市場が叩き売っちゃうから価格が暴落するんだよね。それが安かろうが悪かろうが一気に流通してしまう。僕らって、生産者さんと価格を決めて買い取るから、品質が良い物が売れないっていう状態になるんだよね。

 

大西でも最近そういう影響をうけなくなってきましたね。「SEND」は他とは違うものと認識してくれるシェフが増えたと思う。期待されてる分、あえて厳しいことを言ってくれたりする。市場だったら「よくあるよね」、で済む事もうちだとそれじゃあ済まされない。自分達でハードル上げちゃったなとは思うけど、でもそれで正しいんじゃないかな、と思っています。

 

福島:創業初期に、一度チェーン店と取引したことがあったじゃないですか。

クリスマスシーズンに、どこにいっても品薄のフルーツトマトを200ケース欲しいと言われて。生産者さんに頭を下げて、必死の思いで手に入れた200ケースを、「やっぱり20ケースしか使わなかったから、180ケース引き取って。」って言われたことがあって。チェーン店の本部が、各店にちゃんと周知できなかった結果なのに。しかも引き取りにまで行って、相当悔しかったですね。そのときに、僕らも含めて、売り手も買い手も対等な関係じゃないと成り立たないんだなって思いました。

 

菊池:最近入ったメンバーって、あんまりこの手の怒りや悔しさを感じる事ないと思うんだけど、初期のメンバーにはそういう経験があるからね。

買い手側が「買ってやるから持って来いよ」、みたいなスタンスだとどうしても生産者さんと合わないんだよね。もちろんチェーン店全部というわけでは決してないんだけど、僕らや、生産者さんや畑の事情を理解しようとするお店とじゃないとやっていけない。

 

梱包の手間を省く分、より新鮮な食材を。

あべ:生産者さんからはSENDに対してどんな反応がありましたか?

 

菊池:やっぱり梱包の仕方に関しては、反応が大きくて「本当にバラで送っていいんですか!?小分けとか袋詰めしなくていいんですか!?」って、信じてくれなかったよね(笑)。これは今でも結構驚かれる。こんなに簡単でいいんだね、って。

 

大西:先日菊池さんと徳島に行って、地元の生産者さんや農業関係者の方に講演をしてきたんですけど。食材ごとの梱包方法の参考例をスライドショーで見せたら、皆さん驚いてましたよね。空気が変わったというか。梱包資材も小分けにする手間も要らなくなるって、すごいコスト削減なんだって。僕自身、こういうの一つとっても、生産者支援につながるんだなと改めて実感しました。

 

菊池:そうだね、余計な梱包や小分けをしなくていいんだけど、「とにかく収穫後は必ずすぐに送ってください!」という念押しは必ず今でもしてるね。

 

一緒に働きたいのは、食にルーツや興味が深いひと。

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菊池:最近思うんだけど、「今の日本の農業や食ってまだまだ改善できるよね」、とか「生産者って大事だよね」、っていう価値観って結構広まったんだと思うんだよね。それで、残りの人生そういう仕事をやってみたいって思う人も増えたと思うんだけど、意外とゼロからやるには結構大変なんだよね。専門知識も必要だし、興味がないと続かないし、ルーツが無いとめげちゃったりするから。

ここ最近ずっと、採用に力を入れているからどんな人とプラネット・テーブルで一緒に働きたいか考えているんだけど。今いるメンバーって、みんな食への興味が人一倍強くて、過去に食のイベントやってたり、卸をやってたり、何かしらルーツとか興味があるんだよね。

 

大西:『食』が好きじゃないと始まらないと思いますね。時々、「営業には自信があります!」って言って来てくれる人がいるんだけど、僕はあまりそこは重視しないですね。

 

:荷捌きチームでも感じます。本当に好きな人って、写真の取り方とか、食材の扱い方一つ一つに愛があって、それが言動に滲み出るんですよね。

 

菊池:最近資金調達も終わって、興味をもって頂いて問い合わせしてくれる人が増えてるんだけど、やっぱりそういう部分は重視したいかな。そういう意味で、創業メンバーの宮地に採用の先頭に立ってもらっているのもその為。

なんかベンチャーで伸びてそうで、刺激がたくさんありそうで、農業・食べ物に関連していて、しかもちょっとソーシャルで良いじゃん、みたいな感じのモチベーションだけだと、僕らが達成したい事にはたぶん足りない。

鶏と卵だけど、好きだから夢中になったり、夢中になるうちに好きになったり、どっちもあるんだけど、そういう人を増やしていきたい。そういう人には、学べる場所とコンテンツをしっかり供給したい。

そういえば、前に肉についての分厚い本2冊分をコピーして、スタッフ全員に配ったこともあったんだけど。あれちゃんと読んだかな?

 

大西:あー・・・あ、ありましたね(笑)。

 

菊池:よし、今度テストしようかな!(笑)

 

本当のインフラになるには、いかに僕らが存在感を消せるか。

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あべ:ではここらへんで、今後のことも聞いていいですか。

 

菊池:「SEND」ってクローズドでやってきたサービスなんだよね。

でもここまできたら、もうインフラになりつつあるから、もっともっと開けたものにしていこうかなって。シェフ側からの需要も今までかなり蓄積してきた情報があるから、それが日本中の生産者にとって有用なものになるはずだし、オープンにしたほうがいいのかなって。近藤君、どう思う?

 

近藤:そうですね。この1年で、生産者さんと地道に対話やフィードバックをしてきましたし、そこは変えちゃいけないと思います。ただ、生産者以外の、一般の生活者の中にも、プラネットの思想やコンセプトに共感してもらえる人は増えてきたかなと思うんですね。クリエイティブチームとしては、次にもっと生産者を刺激できるベストなサービスやコンテンツってなんだろう?っていうのを考えていきたいと思ってます。

 

菊池:センターを回している森君から見て、次のステップは?

 

:やっぱり、畑と都会との鮮度や品質、時間の差をどこまでも縮めるには、まだまだやるべきことがあるんですよ。物流拠点や配送モデルの土台は出来上がったとは思うんですけど、同じことをやっている人はいないので「未知の世界への挑戦」です。

とはいえ、どこまで行っても「インフラ」だと意識を忘れずにしたいです。生産者にとってもシェフにとっても、僕らがどんだけ存在感消せるか、意識しなくても支援できるくらいの存在になるって大事だと思うんですよね。

 

菊池:生産者より僕らが前に出ちゃダメだよね。モノを売るための存在になりたいんじゃなくて、僕らがいることで、自然に生産者さんや農業が持続的に活動できるようになったら良いなぁ。

 

<了>

 

2回にわたってお読み頂きありがとうございました。引き続きスタッフ一同、生産者・産地支援につながるサービスを作っていけるように頑張ってまいります。今年も残りあと3ヶ月、さらに速度を上げて走り続けます!

 

●第一回目座談会はこちら↓

 <SEND1周年>スタッフ座談会①この1年間でわかったこと。

 

 ●一緒に「食」の未来を創っていきたい仲間を募集中です!ご興味のある方、プラネット・テーブルHPよりお問い合わせください。

http://planet-table.com/joinus/

 

ではこのへんで。

PR あべ